■タイプ 赤 (Red Wine) ■ボディー やや重 ■産地 南アフリカ パール (South Africa) ■ぶどう品種 カベルネ・ソーヴィニョン50% メルロ30% シラーズ16% ピノ・タージュ4% (Blend) ■生産者 ドメイン ブラハム ■熟成・醸造 フレンチオークで12ヶ月(新樽比率 不明) ■アルコール度数 13.5% 2018年ヴィンテージコメント (2018年11月15日試飲) ブルーベリー、プラムなどを思わせる果実香、カラメル香、黒糖、ヴァニラ香、燻し香、胡椒などのスパイス香、僅かに鉱物を感じるミネラルなどが香ります。
口の中に程よい濃縮感のあるフレッシュな果実味が素直に心地よく広がります。
比較的豊かで綺麗な酸と程よいミネラルを感じ、メリハリがあり、しっかりとした骨格を感じます。
タンニンは程よいものがあり、やや収縮感はあるものの荒々しいところはなくあくまでもシルキーです。
余韻は中庸で、果実の旨味と共に、苦味と収斂性がやや強めに現れます。
ミディアムボディーでフレッシュな果実味が豊かに広がり、やや収斂性を強く感じますが、あくまでも柔らかく、今後のさらなる熟成も期待出来る1本です。
麦ちゃん評価 3.85+点 ※麦ちゃん評価とは? 2011年ヴィンテージコメント (2015年4月14日試飲) 干しプラム、アメリカンチェリーのジャムなどを思わせる果実香、ミルキーな風味、カラメル香、木質香、燻し香、ナッティーな風味、ナツメグ・胡椒などスパイス香、鉱物を感じるミネラルなど複雜に豊かに香ります。
口の中に凝縮感のある濃い果実味が広がります。
アルコールを強く感じ膨らみがあり、比較的豊かな酸を備え、骨格のしっかりした味わいです。
タンニンは強くやや収縮感はあるものの、荒々しいイメージはありません。
骨太で力強くスパイシーですが、各要素はバランス良く溶け込み、旨味は徐々に豊かに広がるイメージです。
余韻は長く、凝縮感のある果実の旨味が口中に長く残ると共に、苦味の要素や収斂性がやや強めに現れます。
しっかりした骨格を備え、スパイシーで骨太、凝縮した果実の旨味は徐々に豊かに膨らむ印象の力強く味わい深いヴィンテージです。
麦ちゃん評価 3.85+〜3.9点 ※麦ちゃん評価とは? 2006年ヴィンテージコメント 熟したプラム、干しプラムを思わせる果実香、ヴァニラ香、カラメル香、カカオやナッツ香、黒糖など豊かに香ります。
口の中に濃縮感ある熟した印象の果実味が広がります。
適度な酸があり、骨格のしっかりした味わいです。
程よいタンニンがあり僅かに収縮するものを感じますが、尖ったところはありません。
膨らみある豊かな味わいで、熟した印象の果実の旨味が特徴的です。
ミディアム〜フルボディーで、余韻はやや長く、後味に熟した果実の旨味と、タンニンあるいは樽熟成から由来する苦味の要素が残ります。
麦ちゃん評価 3.85点 ※麦ちゃん評価とは?ブラハム ソナト ドメイン ブラハム 天才女性弁護士の情熱と魂!女性に夢と希望を与える現在ステンボッシュ市長を務めるヒーシーさんのワイナリー。
ミディアムボディーでフレッシュな果実味が豊かに広がります。
やや収斂性を強く感じますがあくまでも柔らかく今後のさらなる熟成も期待出来る1本です。
麦ちゃん評価:3.85+点 ドメイン ブラハム DOMAIME BRAHAMS 女性に夢を与えるワイナリー ドメイン・ブラハム・ワイナリーは、南アフリカ・ケープタウン郊外のパール地区にあります。
ここから2001年に、「南アフリカワイン業界の21世紀の新しい光」と賞賛されたワインが誕生したのです。
ワインを造っているのは、ヒーシー・ラテガン女史。
ヒーシーとは「リトル・スピリッツ(小さな魂)」を意味します。
彼女は白人ですが、家庭は大変貧しく、欲しい物も手に入らない状況の中で、11歳からアルバイトで家計を支え、大学まで全て奨学金で学び、優秀な女性弁護士として活躍していました。
しかし彼女はそれだけでは留まりませんでした。
自然が大好きな彼女は、いつか自分でワインを造りたいという想いを持っていました。
そして1989年、彼女は遂にケープタウンでの都会生活を捨て、郊外のパールに土地を買い、家を建て、ブドウの 苗木を植えたのです。
御主人のブラハムさんも、高等裁判所裁判官を退職し、ヒーシーさんのために上質なブドウの栽培に取り組みました。
しかし、御主人以外の人の中には「弁護士を していれば楽に生活していけるし、素人の女性がワインなんて造れないわ。
」と笑う人もいました。
しかし2001年10月、遂に「ブラハム・シラーズ1999」が誕生し、いきなりパール地区のシラーズ大会で満場一致の金賞、同国最大のワイン大会「ヴェリタス大会」で銀賞を獲得し、たちまち国内外のホテル・レストラン・ワインショップから注文が殺到し、マスコミに取り上げられました。
彼女の周囲の人達の態度もすっかり変ったのは言うまでもありません。
そして翌年2002年には、「ブラハム・シラーズ2000」が2年目にしてヴェリタス大会で金賞を受賞。
さらにカベルネソーヴィニョン、ピノタージュ、シュナンブランをリリースし、これらの品種も世界各地で高い評価を受けました。
2003年には「南アフリカ最優秀ワイン醸造家」に選ばれ、更に2005年に、初ヴィンテージの「シラーズ1999」が、南アフリカ最大のネダバーグオークションに選出されるという快挙を成し遂げました。
現在彼女は、パール地区のワイン組合の理事長にも就任しています。
彼女は、弁護士でもワイン造りでも、「女性最年少、南ア史上初の女性○○○」など、次々に歴史上の記録を塗り替えてきました。
そして2011年5月には、ドラケンステイン市長選(パール・ウェリントン地区)に当選し、新市長に就任しました。
さらに2018年3月現在ワイン銘醸地の中心ステレンボッシュ市の市長を務めています。
市長業が多忙のため実際のワイナリーの運営は息子さんにまかせていますが、全ては彼女の指示に従って行われます。
市長業もワイナリー運営も手を抜かないまさにスパーウーマンと言えるヒーシー・ラテガン女史です。
今では彼女のワインは、世界の8ヶ国に輸出されていますが、どこでも手に入らない程の大人気の商品となっています。
彼女は自分のワインを通して、「たとえ貧しくても、女性でも、努力すれば夢は実現出来ます。
あきらめずに自分の夢に向かって努力してほしい」ということをいつも伝えています。
2018年 2月 南アフリカ訪問 醸造家兼オーナーのヒーシー・ラテガンさんと記念撮影(左) 南アフリカ専門ワイン商社の三宅氏、そしてヒーシーさんの息子さんと記念撮影(右) ステレンボッシュ市長となったドメイン・ブラハムの醸造家兼オーナー ヒーシー・ラテガンさん(左) ステレンボッシュ市長室でヒーシー・ラテガンさんと記念撮影(右) 2018年 2月 南アフリカ訪問 翌朝は5時半に起床し、収穫体験までさせて頂きました。
(左) 犬たちも出迎えてくれました。
(右) ドメイン・ブラハム 訪問記はこちら 2018.2.27