ドメイン・ブラハムでは自然な形(できるだけ人間の手を加えないという意味で)での栽培方法を好み、ブッシュヴァイン・スタイル(株作り)を採用しています。
有機肥料と灌漑は必要な時にのみ利用、畑でアヒルを飼う事によって、虫などの対策をし、自然派ワインを推進しています。
ブドウは全て手で摘み、手で選別を行っています。
■タイプ 白 辛口 (White Wine) ■産地 南アフリカ W.O.コースタル・リジョン (South Africa) ■ぶどう品種 シュナン・ブラン (Chenin Blanc) ■生産者 ドメイン ブラハム ■アルコール度数 12.5% 2018年ヴィンテージコメント (2019年5月11日試飲) ピーチ、オレンジなどを思わせる果実香、燻し香、フリンティー香り、石灰質を感じるミネラルなどが香ります。
口の中にフレッシュな果実味が豊かに広がります。
強くハッキリしたやや塩味を帯びた酸とミネラルに富み、爽やかな印象も受けますが、メリハリがあり、しっかりした骨格を備えています。
余韻は長く、果実の旨味と共に後味にやや強めに現れる苦味と収斂性が心地よく感じられます。
やや塩味を帯びたハッキリした酸を感じ、フレッシュな果実味がストレートに広がり、爽やかで、メリハリがあり、一本芯の通った上質なアンウッドのシュナン・ブランです。
麦ちゃん評価 3.85+〜3.9点 ※麦ちゃん評価とは? 2016年ヴィンテージコメント (2018年4月2日試飲) リンゴ、アンズなどを思わせる果実香、ハチミツ香、白い花をイメージするフローラルな香り、海を感じる潮のイメージ、石灰質を感じるミネラルなどが香ります。
口の中によく熟した旨味の要素が濃い果実味が豊かに広がります。
酸はやや塩味を帯び比較的豊かで、程よいミネラルを感じ、旨味豊かに広がりますが、ぼやけた印象はなく、メリハリある味わいです。
余韻は長く、後味にも旨味豊かな果実味が心地よく残ります。
よく熟した旨味豊かな果実味がストレートに心地よく広がり、膨らみがあり、余韻の長いアンオークのシュナン・ブランのお手本にしたい1本です。
麦ちゃん評価 3.9点 ※麦ちゃん評価とは? 2015年ヴィンテージコメント (2016年10月8日試飲) アンズ、黄桃などを思わせる果実香、蜂蜜香、燻し香、石灰質・貝殻を感じるミネラルなどが香ります。
口の中によく熟したイメージの旨味の要素が濃いフレッシュな果実味が広がります。
比較的豊かでハッキリした酸とミネラルに富み、膨らみある味わいですが、しっかりした骨格を感じます。
余韻は長く、余韻は長く、たっぷりな果実味が膨らみ、後味に僅かに苦味と収斂性が残ります。
蜂蜜を思わせる旨味を伴った、よく熟した印象ですが、フレッシュで旨味の要素が濃い果実味が特徴的。
比較的豊かでハッキリした酸とミネラルに富み、旨味豊かですが骨骼のしっかりしたヴィンテージです。
麦ちゃん評価 3.85+点 ※麦ちゃん評価とは? 2014年ヴィンテージコメント (2015年4月13日試飲) 洋ナシやシトロン系の果実などを思わせる果実の香りが主体です。
シロップ、水飴、白い花、石灰質を感じるミネラルなどが加わります。
口の中に香りから想像するような、優しい柑橘系の綺麗な果実味が広がります。
比較的豊かでクリーンな印象の酸を感じ、爽やかですが、ミネラルに富み、しっかりした骨格も備えています。
未だ若く、やや収斂性を強めに感じるものの、今後6ヶ月程の熟成で落ち着きをみせるものと思われます。
余韻は中庸で、果実の旨味と共に、アミノ酸を思わせる旨味、ミネラルと酸から由来する収斂性と苦味の要素が現れます。
クリーンで爽やかなイメージですが、しっかりとした骨格も備え、柑橘系のピュアで優しい果実味が心地よく広がるヴィンテージです。
麦ちゃん評価 3.8〜3.85点 ※麦ちゃん評価とは? 2013年ヴィンテージコメント (2015年1月5日試飲) 黄桃、アンズ、カリンなどを思わせる果実香、蜂蜜香、コンポート、水飴、石灰質を感じるミネラルなど豊かに香ります。
口の中によく熟した印象の旨味の要素が濃い果実味が豊かに広がります。
アルコールをやや強めに感じ、膨らみがあり、適度な酸を備え、ミネラル感に富み、骨格のしっかりした味わいです。
余韻はやや長く、果実の旨味と共にミネラルと酸から由来する収斂性や苦味の要素などを感じます。
よく熟した印象の旨味の要素が濃い果実味が広がり、ふくよかで膨らみある味わいですが、ミネラル感に富みしっかりした骨格を備えてます。
未だ若いイメージで収斂性を強めに感じるので、今後の熟成により丸みを帯び、さらによくなる可能性を秘めたヴィンテージと言えます。
麦ちゃん評価 3.85+点 ※麦ちゃん評価とは?ブラハム シュナンブラン アンウッド ドメイン ブラハム 天才女性弁護士の情熱と魂!女性に夢と希望を与える現在ステンボッシュ市長を務めるヒーシーさんのワイナリー やや塩味を帯びたハッキリした酸を感じフレッシュな果実味がストレートに広がります。
爽やかで、メリハリがあり一本芯の通った上質なアンウッドのシュナン・ブランです。
麦ちゃん評価:3.85+〜3.9点 ドメイン ブラハム DOMAIME BRAHAMS 女性に夢を与えるワイナリー ドメイン・ブラハム・ワイナリーは、南アフリカ・ケープタウン郊外のパール地区にあります。
ここから2001年に、「南アフリカワイン業界の21世紀の新しい光」と賞賛されたワインが誕生したのです。
ワインを造っているのは、ヒーシー・ラテガン女史。
ヒーシーとは「リトル・スピリッツ(小さな魂)」を意味します。
彼女は白人ですが、家庭は大変貧しく、欲しい物も手に入らない状況の中で、11歳からアルバイトで家計を支え、大学まで全て奨学金で学び、優秀な女性弁護士として活躍していました。
しかし彼女はそれだけでは留まりませんでした。
自然が大好きな彼女は、いつか自分でワインを造りたいという想いを持っていました。
そして1989年、彼女は遂にケープタウンでの都会生活を捨て、郊外のパールに土地を買い、家を建て、ブドウの苗木を植えたのです。
御主人のブラハムさんも、高等裁判所裁判官を退職し、ヒーシーさんのために上質なブドウの栽培に取り組みました。
しかし、御主人以外の人の中には「弁護士をしていれば楽に生活していけるし、素人の女性がワインなんて造れないわ。
」と笑う人もいました。
しかし2001年10月、遂に「ブラハム・シラーズ1999」が誕生し、いきなりパール地区のシラーズ大会で満場一致の金賞、同国最大のワイン大会「ヴェリタス大会」で銀賞を獲得し、たちまち国内外のホテル・レストラン・ワインショップから注文が殺到し、マスコミに取り上げられました。
彼女の周囲の人達の態度もすっかり変ったのは言うまでもありません。
そして翌年2002年には、「ブラハム・シラーズ2000」が2年目にしてヴェリタス大会で金賞を受賞。
さらにカベルネソーヴィニョン、ピノタージュ、シュナンブランをリリースし、これらの品種も 世界各地で高い評価を受けました。
2003年には「南アフリカ最優秀ワイン醸造家」に選ばれ、更に2005年に、初ヴィンテージの「シラーズ1999」が、南アフリカ最大のネダバーグオークションに選出されるという快挙を成し遂げました。
現在彼女は、パール地区のワイン組合の理事長にも就任しています。
彼女は、弁護士でもワイン造りでも、「女性最年少、南ア史上初の女性○○○」など、次々に歴史上の記録を塗り替えてきました。
そして2011年5月には、ドラケンステイン市長選(パール・ウェリントン地区)に当選し、新市長に就任しました。
さらに2018年3月現在ワイン銘醸地の中心ステレンボッシュ市の市長を務めています。
市長業が多忙のため実際のワイナリーの運営は息子さんにまかせていますが、全ては彼女の指示に従って行われます。
市長業もワイナリー運営も手を抜かないまさにスパーウーマンと言えるヒーシー・ラテガン女史です。
今では彼女のワインは、世界の8ヶ国に輸出されていますが、どこでも手に入らない程の大人気の商品となっています。
彼女は自分のワインを通して、「たとえ貧しくても、女性でも、努力すれば夢は実現出来ます。
あきらめずに自分の夢に向かって努力してほしい」ということをいつも伝えています。
2018年 2月 南アフリカ訪問 醸造家兼オーナーのヒーシー・ラテガンさんと記念撮影(左) 南アフリカ専門ワイン商社の三宅氏、そしてヒーシーさんの息子さんと記念撮影(右) ステレンボッシュ市長となったドメイン・ブラハムの醸造家兼オーナー ヒーシー・ラテガンさん(左) ステレンボッシュ市長室でヒーシー・ラテガンさんと記念撮影(右) 2018年 2月 南アフリカ訪問 翌朝は5時半に起床し、収穫体験までさせて頂きました。
(左) 犬たちも出迎えてくれました。
(右) ドメイン・ブラハム 訪問記はこちら 2018.2.27