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ネクタイ『趣』 日本酒 鼠色 【日本製 シルクジャカード】

商品詳細 品質 表地:シルク100% 裏地:シルク100% 芯地:ウール100% 二枚芯 生地工場:山梨県 縫製工場:東京都 仕様 全長148cm 大剣幅8.5cm 小剣幅4.2cm 取り扱い 絹の特性上、使用し続けると摩擦などにより表面がケバ立ちます。

その際はライターなどの炎でサッと軽くあぶることで、 ケバ立ちを取り除くことができます。

1日使用したネクタイは2〜3日程度休ませて使うようにしますと、 くたびれることなく長持ちするようになります。

首から外す際に、片手一本で引っ張ってゆるめることを繰り返すと、 ネクタイの寿命が縮んでしまいます。

片手で結び目を押さえ、もう一方の手で小剣を引き抜くようにして下さい。

洗濯してしまうと、復元不可能なほどのシワが入ってしまいます。

汚れた際はドライクリーニングへ出してください。

ご注意 画面上と実物では多少色具合が異なって見える場合もございます。

ご了承ください。

地元山梨のワイナリーさんに監修を頂いたワイン柄ネクタイに続き、 地元山梨の酒蔵さんに監修を頂いた日本酒ネクタイです。

実はこちら、外務省に勤務されている御客様からのリクエストが企画元。

何でも海外での勤務経験を経て、外国人の日本酒への関心が高まっていると知った模様。

まず日本酒の話題から始めると、相手に応じて様々な方向へと会話を広げることが 出来て、会話の導入として最適なのだそうです。

言われてみれば酒類というのは世界中どこの国でも、太古の昔から人々の営みに 密接に関わっている大切な存在です。

国際的な文化交流の架け橋として重要な役割を 担うものとして、国際社会に生きる上では、私達日本人自身が日本酒について 見識を深めておくに越したことはないと思われます。

と言うわけで、地元で酒蔵を営む『井出醸造店』へ酒蔵見学に行って来ました。

『井出醸造店』さんは江戸中期に始められた醤油醸造を前進として、 江戸末期に富士の冷涼な気候と豊富な湧水に着目して清酒製造を開始。

富士湧水で仕込んだ唯一の地酒「甲斐の開運」の蔵元として親しまれる酒蔵です。

余談ですが現代当主21代井出與五右衞門(よごえもん)さんは 弊社の社長(私の父親)と高校の同級生でありました。

世間というものはかくも狭いものであります。

さてさて、いざ酒蔵見学。

当主直々の御案内に些か恐縮しながら御話を伺いました。

ところで、皆さんは日本酒の原料が何か、ご存知でしょうか? 「そんなん『米』に決まってるだろ、誰だって知ってるわ」 なんて声が聞こえてきそうです。

私も当たり前にそうだろう、と思っていました。

しかしですね、それは蔵元さんから言わせれば少し違うんだそうです。

師曰く 「日本酒の原料とは正しくは『水・米・麹』と言えます。

水が大きな比重を占める。

例えばワインなどと比較すると、ここに非常に大きな違いがあります」と。

『米』よりも先に『水』。

それは日本酒作りの工程に根拠があるそうです。

日本酒醸造には発酵させる前の初期段階において“洗米”“浸漬”“蒸し”の工程があり、 ここで必要な水を吸った米は、精米後に比べて数倍の重量になります。

だからこそ水の清らかさは日本酒の出来を大きく左右する。

つまり水は大切な役割を占める主原料だと。

...それ聞いたら富士湧水を使った唯一の地酒、試さずにはいられません! はい、いやもう、そりゃぁ美味しかったです。

何と言っても富士湧水ですからね。

ですので、皆さんも是非『井出醸造店』の日本酒を試してみて下さい! って、これで終わったら主旨が違いますのでネクタイに話を戻しましょう。

先染め織物により表現したこの日本酒ネクタイのモチーフは4つ。

『流水紋』『一升瓶』『酒器』『稲穂』ですね。

流水紋は水の流れる様子を意匠化した伝統紋様。

取材体験を経て採用を決定しました。

一升瓶のラベル部分は「粋」の一文字を入れています。

徳利と御猪口は、焼き物の質感と色合いを意識しました。

そして稲穂は「実るほど頭を垂れる稲穂かな」の句を想起させる姿としています。

日本酒の原料としてだけでなく、天地の恵みを象徴する稲は単体でも日本の歴史文化と の密接な関わりを持っていますので少し御紹介を。

最たるところで言えば日本神話において、八百万の神々で最も尊い神である天照大神に、 自ら田を所有し稲作労働を行っていたとされる描写があります。

『労働』を忌避すべき罰などと捉える価値観の中では生まれ得ない描写であり、 労働を神聖な行為とし、その中に喜びを見出す日本人の精神性が垣間見られるものです。

天照大神から繋がる歴代の天皇が行う行事にも連なり、百人一首では天智天皇が 秋の田の 仮庵の庵の 苫をあらみ わが衣手は 露にぬれつつ の和歌で、豊穣の秋における収穫の情景を表現したとされていますし、 現在では天皇自らが田植えを行う祭祀が行われていますね。

とまぁこういったトリビアを話の種として携えて貰えれば、 きっと国際文化交流にも一役買わせて頂けるでしょう! さてこのネクタイ、完成した折に当主の與五右衞門さんにも進呈しましたところ、 日本酒文化のエッセンスを理解して作られた1本として、大変御満足を頂けました。

酒蔵当主の太鼓判を押された1本、酒好きの皆様にも自信を持ってお届け致します。

楽天で購入6,600円(税込み)

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